平凡ランナーが走り続けたら

感想を書きます。自転車、マラソン

青島太平洋マラソン準備編

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6月にランニングを再開しました。

理由は、もう一度陸上に触れたいと思ったからです。

ファンとしても選手としても。

 

突然ですが、遡ること高校3年のインターハイ予選

僕は3000mSCを専門にしていました。

非常に過酷で危険な種目です。

 

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(水色のユニフォームが僕です)
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上の写真を水郷と呼ぶのですが、これがこの種目のキーです。

水郷に近づくと各々自分のスペースを確保しだします。

水郷を越える際は、歩幅を小さくしてタタタッと駆け込んで飛び越えるのが一般的です。

そのため、他の選手と間を開けておかないと巻き込まれてしまうし、着地後も詰まってしまいます。

 特に1,2周目は集団で水郷に突入するので注意が必要です。

 

 

忘れもしない高校最後の大会 

インターハイ予選 二周目です。

 

他の選手とのスペースを気にする余り、近づくハードルとの距離を見誤ってしまいました。次の瞬間

脚をハードルの手前に引っかけてしまい、頭から水郷に落ちてしまいました。

幸い、後ろからきた選手の下敷きになることは免れましたが、全身水郷に浸かりびしょ濡れ、膝から流血、腰を痛めなんとか完走するも当然予選落ち。タイムも自己ワーストとなりました。

小学校4年生から始めた僕の陸上競技の9年間は終わりました。

 

こんなもんだろ

と思っていました。

 

言葉にするのはとても難しいのですが

大人になったら考えが変わりました。

まだまだいけるやろ

というような軽いノリです。

多分、こういうのは後付けでなんとでもなるから、まずやってみます。

 

そして12月9日の青島太平洋マラソンに出場予定です。

目標はサブスリー

サブスリー達成者はマラソン人口のたった3%!イバラの道です。

 

それでは10月までを振り返ってみましょう。

 

何を思ったか走る決意をする。

6月24日

4時に起き、眠い目をこすりながら外へ出ました。

ストレッチもぼちぼちに、このくらいかなと適当に走り出します。 キロ6分で心臓バクバクです。

イメージしていたのはキロ4分を淡々と走る高校時代の自分ですから ラップタイムを見て愕然としました。

そんなわけがないと言い聞かせ、ひたすらに走りました。

とにかく走りました。

 

結局、第一週目は計58キロ。

完全にオーバーワークです。

いま振り返っても相当無茶したなと思います。

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土砂降りの中も走りました。

 

4年ぶりにランニングシューズを購入する。

7月の初め、高校3年生以来、四年ぶりにシューズを購入しました。

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Zoomペガサス36です。

ネットの評判も良く、比較的安価で 練習からサブレースまでこなせる万能シューズと聞き購入しました。

最近人気の厚底シューズです。

 

このシューズ一言で言うなれば

足をしっかり包み込むことで多少の重さを感じさせない高反発シューズです。

さすが人気のシューズという感じ。

これはランニングが捗ります。

 

厚底は重く、練習用シューズでレースには不適。

レースは薄底の超軽量シューズ。

そう言われていました。ここ数年前の話です。

たったの数年で常識は変わってしまいました。

 

先日のMGCを見れば分かる通りです。

選手の足下、厚底です。

どのマラソンレースでも、プロアマを問わずヴェイパーだらけです。

 

 

 

さて、

秋口に入る前に距離を踏んでおきたいと考え、 ハーフマラソンを敢行しました。

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結果としてこれが失敗になります。

 

ランを開始してからたったの二週間。

総走行距離は100キロを越えました。

身体がついてくるはずもなく、右膝痛と腰痛を患います。

 

週3~4回のランが0(or1)回まで減ってしまいます。

 

その後、治ったり治らなかったりを繰り返します。走ってきた分を無駄にしたくなかったため調子の良い日を見計らって走っていたからです。

 

悲しみの東京駅

そんな中、東京へ遊びに行きます。

これは結構賛同してもらえた

 

皇居ランをしに神田へ。

聖地みたいなもので、昼夜を問わず沢山のランナーがジョギングを楽しんでいます。

ランニングイベントでしょうか、ストレッチをしている集団もちらほら見かけます。

各々が好きなペースで走っているので、ソロで走るより丁度いい集団に着いていくのも良さそう。

僕もおじさんの集団の少し後ろにつきました。

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皇居の外周を走る6人集団

 

と2m離れて俺。

 

NRCによるとペースは4'50"でそこまで難しい設定ペースじゃありません。

しかし5キロをこえたところで、きつくて少し離されてしまいます。

 

対して、おじさん方は時たま談笑を交えながらです。

ついに置いてかれてしまいました。

 

「おっさんに負けた。」

 

正直かなり落ち込みました。

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曇天

 

走れないなら走らなければいい

故障はどうしようもないと分かっていても、焦りから走ってしまいます。

 

 

思い切って決断をしました。

ランニングをしない

 

 

ただし代わりに自転車に乗ります。 

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幸い自転車仲間は沢山いるのでワイワイしながらトレーニングできました。

 

金峰山くらいの山が心肺機能を保つにはちょうどいい刺激になるのです。

 

もし自転車をお持ちでなければ、水泳もおすすめです。 脚をケガしていても力を入れることなく運動機能を保てます。

高校時代の故障中は、よく市営のプールに通ったものです。

 

そんなこんなで7月は93キロでフィニッシュ。

平均ペースは5'55"

前半で稼いだ分、距離はそこまで減りませんでした。

 

7月は"走らない"を覚えたことが一番の収穫でした。

 

 

院試

大学院入学試験に向けた勉強期間に入りました。

正直なところ、プレッシャーに押しつぶされそうな長く苦しい1ヶ月でした。

「院試なんて誰も落ちないけど、勉強しなかったら普通に落ちるよ」と超優秀な先輩方に言われ、震えながら勉強します。

試験のことを考え、なかなか寝付けない日々が続きました。 一日中勉強していても、どこか落ち着きません。

落ちたらどうしよう。

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唯一の癒しは勉強する前のランニングでした。

試験に対するドキドキに、ランニングのドキドキが相対的に勝るので安心できるのです。


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8月の前半こそ、「まだ試験まで一か月ある」と余裕ぶっこいて ランニングに勤しんでいましたが、 走りに行く度に、「お前が走っている間にも同級生は勉強しているぞ」と 囁かれるのです。

リラックスのためのランニングが、いつの間にか自分を一番追い込むものになっていました。

 

「ランニングしていて院試落ちました」

 

はシャレにならないと、その後 2週間走る気になりませんでした。

 

院試は無事に合格。

さらにこの2週間で身体が完全に休まり、 ケガも治るという最高の展開。

 

8月の走行距離は51キロでした。

平均ペースは5'27"

勉強月間であり、療養月間でもありました。

 

僕も来年は「院試なんて誰も落ちないけど、勉強しなかったら普通に落ちるよ」と言おうと思います。

 

本気がらくちん

そうとなれば走り込みです。

バカなので怪我が治る度に追い込むのです。

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ランニング再開勢には、2週間のブランクが重くのしかかります。

 

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自転車とランのニ部練も取り入れてみたり。

 

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第2回ハーフマラソンを敢行したり。

試行錯誤しながら運動量に注力した月でした。

 

 9月は93キロでフィニッシュ。平均ペース5'06"

順調です。

 

 

サブスリーに向けて

手探りは9月までで終わりです。

レースペースに拘ったランニングを開始します。

フルマラソンサブスリーで走るには1キロあたり4分15秒で走らなければなりません。

 

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高校のときは10キロいけたのにな。


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理想的なペース。


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2ヶ月前の本気がEペースになりつつある。


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good


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圧倒的成長

 

4分ペースを重ねていくうちに、セカンドウィンドが長く感じるようになりました。

ペースのゴリ押しが出来ないのがフルマラソン

小細工無しでペース練習を積まなければなりません。

 

10月は102キロで終了。平均ペースは5'05"

距離は落とすことはあってもペースは段々と上がってきています。

さてレースを翌月に控える11月。

どのような状態で本番を迎えるのか。

サブスリー出すぞ。

 

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ここまで読んで頂きありがとうございます。

11月、12月、青島太平洋マラソンのレース本番までのレポートについては

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